2012年  春号

山猫軒のペンキの剥げて

 雪催    

   鈴木みのり

 

宮沢賢治の世界ですね。

 

これは、枚方五六市での俳句です。

 

看板を見つけられなくて残念でした。

 

五六市楽しいですよ、良かったら来てください。

 

毎月第二日曜日にしています。

日没まで陽のよく当たる冬紅葉

   種田果歩

 

これは、パステルで描きました。

 

こんな時、自分のふがいなさを感じます。

 

西陣織のような紅葉をイメージしたのですが。

 

きれいな秋の夕暮ですね。

 

 

冬苺くるくるロールケーキの日

   つじあきこ

 

これは、おおきな苺ではありません。

 

冬苺です。木の実です。

 

私は実物はよく知らないので、ネットで調べました。

 

ネットって、便利。でもちょっぴり怖いですね。

 

私は、ロールケーキのクリームは程々が好き。

 

 

オリオンやまつすぐ行けば白い家

   辻 響子

 

大好きな俳句です。

 

オリオン星座を描きましたが、わかりますか?

 

中学の頃、好きだった子が、天体オタク!

 

星座を解ろうとしたけど、挫折!

 

それ以来、挫折癖がつきました。

 

 

冬空やポン菓子を口いつぱいに

   辻 水音

 

何と幸せな俳句。子供の頃を思い出します。

 

なんと、手抜きの絵ハガキ!

 

でもこの可愛さ好きなんです。

 

水玉でなく、お米の形がコダワリです。

 

 

窓ごしの声にふり向く冬の猫

   はしもと風里

 

猫は、なんて呼ばれたのでしょうか?

 

猫は、家の中?家の外?

 

私は、豪邸の中の猫と思ったのですが。

 

 

熱燗やおのおの方の末席に

   畑田ほずみ

 

お酒好きとしましては、素通りできない俳句。

 

忠臣蔵から、お銚子に飛んでいるのが面白い。

 

 

ポインセチア抱いてひと駅だけの旅

   波戸辺のばら

 

日常からふと離れると、もうそこは旅!

 

素敵ですね、そう感じられる事が。

 

通勤電車も、旅ですよ。

 

ビーカーへ一滴冬の青空を

   林田麻裕

 

青空をしっかり描いたつもりが・・・・。

 

この感覚良いですね。

 

やはり若い子と、思いますか?

 

私の心にも、冬青空の一滴が欲しい。

鯛焼きの三等分の尻尾かな

   火箱ひろ

 

だから私は、尻尾だって言ってるのに。

 

でもやっぱり頭がいい!

 

どうも文句を言いたそうな鯛焼きです。

 

 

ジョギングの冬三日月を追ひかけて

   松井季湖

 

私どこまでも、追いかけます。

 

夏にはロンドンオリンピックがあります。

 

頑張れ季湖さん。

 

応援に行くよ、ロンドンまで!

 

 

帰りたいところにぽつと冬灯り

   おーたえつこ

 

切ないですね。

 

義父が、夜になると「家に帰る、家に帰る」と言います。

 

冬灯りのあるところに、帰りたいのでしょうか?

 

私は、何処に帰ると言うのかな・・・・・。

 

 

今年、毬さんは「浪漫エッセー」を書いてくれます。

 

すごく楽しみです。

 

タンポポが、いっぱい咲く春も楽しみです。