2011年 冬号

 もう今年もあとわずか!

 少し暖かな冬と言うだけで、私の周りはいつもと同じような暮です。

 同じ日本に住みながら、これで良いのかと思ってしまいます。

 私に出来る事を、少しづつですが、して行こうと思います。

 

 さぁ、冬号の俳句を楽しんでください。

 絵はおまけです。

 

 

  風紋の消えては生まれ竜淵に

      えつこ

 

   本当は、砂漠の風紋を想像したのです

   が・・・・。

   その方が、俳句が面白いと思うのですが。

 

   皆さんお分かりのように、絵の腕が・・・・・。

 

 

 

 

 コスモスは揺れる寅さんは行ったきり

     みのり

 

  「オーイ!寅さーん!帰ってきてね!」

  昭和ですね。

 

 

 

 かりんの実この異形こそ愛すべき

     果歩

 

 

  かりんの実は、焼酎に漬けて咳止めにしたりし

  ます。

  愛すべきものです。

 

 

 和邇の邇がやっと書けたぞすいちょん

      あきこ

 

 

  漢字で遊んでみました。

  もっと鰐に見せたかったのですが。

 

 

 十五夜に玄関灯はまん丸く

    響子

 

 

  真夜中にお月様、ふたつ見~つけた。

  お月様が、仕事をさぼりたい時は

  玄関灯に頼みましょう。

 

 

 大人の話は聞いておくべき種茄子

    水音

 

 

  この茄子は、ちょっとくたびれたおばさん?

  でもこんなおばさんの話が、面白い!

  聞いて損ないよ!

 

 

 急がせてごめん露草見せたくて

     風里

 

 

  これは恋の句

  大人の恋か、少女の恋か、はたまた・・・・。

  どのようにでも、読んでください。

  俳句は、発表した段階で、

  作者の手を離れます。

 

 

 蔦紅葉住むには怖い宮殿に

    ほずみ

 

 

  蔦紅葉は綺麗だけど、そして宮殿も

  でも何故か、今にも崩れていくような・・・・。

  斜陽貴族の館の感じ。

 

 

 吾亦紅バラ科家族はバラバラ科

     のばら

 

 

  言葉遊びのような。

  でもある意味怖い!

  を見つけましょうね。

 

 そのことは忘れたままに鰯雲

     麻裕

 

 

  今号から、麻裕ちゃん登場!

  瓔の期待の新人です。

  素敵な感性で俳句を詠んでくれます。

 

大文字まだかな

   赤い月のぼる

     ひろ

 

  左側の山が大文字山

  大の字が隠れています。

  ホント?

 

 

 柿たわわ空き家に笑ひ声はじけ

    季湖

 

 

  これ柿です。

  決してイルミネーションではありません。

  花が咲いたかと思うぐらい

  綺麗な柿の木でした。

 

 

 「指窓の向こうに」を、書いてくれた毬さんに

 

 パステルで習ったサンタさんバージョンです。

 一応靴下にプレゼントが入っているのですが。